カードが証明するもの
Cカードという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
スクーバダイビングを始めるときに「ライセンス取得」という
キャッチフレーズを目にすることがあります。
このライセンスというのがスクーバダイビングでは、
Cカード(Certification=認定)となります。
一般的には車の免許証と考えてみると良いでしょう。
車の免許証が証明するものは何でしょうか?あくまでも教習所に通い、
規定に沿った講習を受けて、運転免許証を取得し、
「車の運転資格」があるということです。
「車の運転ができる」という事と「安全な運転ができる」とは
必ずしも一致しないかもしれません。
現に運転免許証は身分証明書代わりに持っている方もいるくらいですから、
いくらゴールド免許でも全くそれまで運転していない方が
車を運転したときに果たして安全かどうかはゴールド免許では証明されないわけです。
ダイビングのCカードもそれと同じと考えても良いかもしれません。
Cカードを持っているダイバー全員が自分のことを自分で行い、
安全なスキルを身に付けたダイバーとは証明されません。
スクーバダイビングを始める前に理解していただきたいとは
スクーバーダイビングはカードが潜るのではなく、
あなた自身が潜るということです。
人はだれでも完璧ではなく、
うっかりしてしまうことや苦手なことや忘れてしまうこともあります。
Cカードを取得したからから完璧ということにはなりません。
大切な事はどこでどんなカードを取るかではなく、
どこで誰からダイビングを教わり誰とダイビングを続けるかということだと思います。
スクーバダイビングのCカードは、世界中どこでも講習が完了すれば発行されます。
だからこそ、カードを取得することだけが目的ではなく、
長くスクーバダイビングを続けられる環境を選んでください。