ダイビングと自律神経
昨今の健康ブームにより注目されている
自律神経と言う言葉を聞いたことがあるでしょうか。
自律神経とは交感神経と副交感神経があり、
交感神経は動的な働きを司り、副交感神経は静的な働きを司ります。
どちらの神経も自分の意思でコントロールすることができず、
勝手に働くものです。
近年においては、
この自律神経の不調による悩みを抱える方も多くいらっしゃいます。
スクーバダイビングでは呼吸によって
この自律神経を調和することが可能です。
例えば呼吸が浅く早くなっている人は極度な緊張や興奮状態にあり、
落ち着いた行動が取れなくなります。
スクーバダイビングでの理想的な呼吸方法は
ゆっくりゆったりと呼吸をすることです。
しかし慣れない水中や海に対する緊張感があるダイバーは
運動量にかかわらず、緊張や不安の方が大きくなり、
結果的に呼吸も浅く速くなってしまいます。
サマータイムダイビングスクールでは、
日ごろからダイビング専用のプールにて水中での呼吸法を練習します。
そのため、スクーバダイビングに対する
心肺機能と呼吸法の適応能力が付き、
水中ではゆっくりとした落ち着いた呼吸を心がけることができます。
このような呼吸を繰り返しているうちに、
心拍数は徐々に安定し、同時に副交感神経が優位となり、
リラックスしてダイビングを楽しむことができるようになります。
重要な事は自律神経の中の交感神経が悪いもので、
副交感神経が良いものと言うことではなく
どちらもバランスのとれた状態が心と体にとって理想的です。
スクーバダイビングは、多少の緊張感や向上心により
適度な交感神経が働き、そして日ごろの練習経験により、
水中でゆっくりと呼吸をすることでリラックス効果を得ることができます。
ぜひスクーバダイビングで自律神経の調和を目指してください。